欲望には限りがないと言いながら新しい発見も

いつも利用する手芸屋さんからカタログが送られてきました。
そういえばこの前ネットショップを利用したな、と思いながら結構厚みのあるカタログを広げてみました。

もともと好きな手芸の材料を買うために利用するお店です。
当然のことながら扱っている商品は材料から道具まで「これ、欲しいなあ」と思うものがいっぱい思わず「あれもこれも」と選ぶ体制に入ってしまいました。
おまけに「ネットショップ限定のセール」とか「お会計のときにこのコードナンバーを入力すると20%引き」などの魅力的なポイントも目につきます。
あ、この前それなりの金額を使ってしまったから今回はもう予算がないな、と気づいたときには本当にがっかりしました。

自分もDIYの好きな夫も工具を見るのは大好きですから「気持ち、わかるなあ」と大笑いです。

今回、せっかく送ってきてくれたのだからとすぐにカタログを処分せずに手元に置いておいては時々眺めているのですが、おかげで新発見もありました。
私はもっぱら編み物専門、お裁縫やデコパージュ、ビーズでアクセサリーを作るといったことはしたことがありません。
ところが今回、コーナーごとに分かれたページをめくるうちに「刺繍」の美しさにすっかりはまってしまったのでした。

美しい絹糸を使ってまるで絵を描くように作られていく刺繍の作品の数々は「いいなあ」と思う魅力いっぱいです。
何やらヨーロッパの貴婦人たちがお城の奥で午後のお茶会を楽しみながらやっている、という風情さえ感じられます。
カタログのページには初心者向けの作品キットなどもいろいろあって、それさえ買えば材料は全部揃うようになっています。
刺繍を始めるとなると、簡単な基本の道具も持っていないので新たにいろいろと揃える必要があります。
それを考えても「わあやってみたい」と思うのです。

それともうひとつ、「ビーズ織」も面白そうです。
小さな専用の織り機を使って少しずつ「織りあげる」という行為は一段一段「編み進めていく」編み物とも通じるものがあるように思います。
これもやってみたいと思った手仕事のひとつです。

編み機は小さいといってもいいものはやっぱり高価、一度道具を購入したら「なんかやっぱり思ってたのと違うなあ」ということはできません。
もったいないですしね、飽きるならその分使ったお金を本来の編み物のために回すこともできたはずということになってしまいます。

想像している間が楽しいのかそれともこれは「新しい趣味を見つけるきっかけになる」のか、頭の痛いところです。

いろいろ欲しくなるし欲望には果てしがないと思う反面、こういう新発見も楽しいと思うのでした。

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