胃がんになったのかと思いました。

ちょうど3.11の大きな地震が起こる直前に、当時お付き合いしており、同棲していた彼と別れる事になり、一人暮らしを始めました。
その頃は転職先で新しい仕事が始まったばかりで、一人暮らしの不安とこれからの仕事の不安とで、毎日ストレスと戦っていました。

そんな時に起こった大地震
私は一人で生活している事がとても怖く、「もし大きな地震が起こって生き埋めになってしまったりしたら、誰か気づいてくれるだろうか?」等、一人の時にはネガティブな事ばかり考えてしまっていました。
そんな時に、私の体の異変は起こりだしました。

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満腹食べた訳じゃないのに、ずっと喉の奥に何かつかえている感覚があるのです。
「ちゃんと呑み込めなかったのかな?」と思い、水を飲んでみましたが、まったく症状は良くなりませんでした。
「なんだろう?」と思いつつ、1週間程様子を見ましたが改善される気配がなく、今度は口の中に苦い水が上がってくるような症状が出始めました。
「そういえば最近、胃もキリキリする気がする。」私は不安になり、インターネットで様々な症状を調べました。
私はもともと物事をネガティブに考えてしまう思考が強く、「これは初期の胃がんかもしれない」と怖くなり、病院で胃カメラをしてもらう決心をしました。

胃カメラなんて人生で初めてだったし、父から「死ぬほど辛い」と聞いていたので、私は鎮静剤を使って眠った状態で受けられる胃カメラを受診することにしました。
とても緊張していましたが、先生はとても優しく対応してくださり、本当にあっという間に検査は終了しました。
検査結果を聞くと「逆流性食道炎ですね」との事。
当時の私は無知で、病名すら聞いたことがありませんでした。
原因は主にストレスと、食後にすぐに横になって寝てしまう事が良くないと先生に言われました。
たしかに連日、私は仕事の疲れが溜まっており、食後にすぐに横になって寝てしまうという事が多かったのです。

その後、漢方のお薬を2週間ほど処方していただき、かなり症状は改善されましたが、逆流性食道炎は繰り返しやすいという事で、今でもストレスが溜まりすぎた時などには、繰り返してしまいます。
しかし現在はなりそうになる兆候を感じ取ることが出来るようになった事と、信頼できる先生に出会えた事で起こる頻度を最小限に減らす事が出来ています。
喘息などと同じように持病だと思い、うまく逆流性食道炎と付き合っていければなと今は思っています。